ハーブティーをもっと楽しみたい!

ハーブティーのこともっと知りたい。

はじめてハーブティーを飲まれたとき、どう感じましたか?
ハーブティーに対してどんなイメージを持っていらっしゃいますか?

世の中には多くの飲み物が存在します。遠い昔中国から「茶(ティー)」が伝わる以前のヨーロッパの人たちは、何を飲んでいたのでしょう?
ビールのもととなるエール、ぶどうのワインに代表される果実酒など古くから伝わるヨーロッパの飲み物はどちらかというと気付薬、解毒剤としてのアルコールでした。それ以外のノンアルコールと言えば、エジプトで生まれたハーブティーだったのです。そう、このころはハーブティーしかなかったのです。

ハーブの発祥は古く、約3000年から4000年の歴史を持ちます。
ハーブとは香りのある植物だとか、カラダによい植物だとか、いろいろな解釈で理解されています。一言で言えば薬用植物のこと。といえます。
そのほとんどが南ヨーロッパ、北アフリカ、中近東といった地中海沿岸の温暖な地域が原産地です。ハーブは古代では飲み物というより儀式に使う神聖な植物として、あるいは魔術のツールとして利用されてきました。ギリシャのヒポクラテスが初めてハーブを煎じハーブティーの原型を作ったとも言われています。

その後、古代ギリシャから古代ローマへ、そして古代ローマの侵攻とともにヨーロッパ全土へと広まったのです。それはハーブ(薬草)が貴重な医療用の薬だったからでした。

ハーブは太古より宗教、薬品、飲み 物、食品、家庭用品、浴用品、染色、香料、バストイレタリー、園芸など、いろいろと利用されてきましたが、世界的に見れば圧倒的に用いられているのが飲み物であり、その大部分がティー(茶)なのです。そもそもティーとは緑茶や紅茶、中国茶全般を指しますが、現在ではハーブティーとかフレーバーティーとかいろいろな呼び方に分かれています。なかなか明確な定義が無いのも事実です。

ハーブティーは歴史的に最も古い飲み物のひとつでありながら、その発展の歴史の中で、「ティー(茶葉)」に席巻され、なかなか知名度があがらない特殊な飲み物になってしまったという専門家もいます。ただ、昨今の健康ブームなども相まって「ハーブティー」が体に良いおしゃれな飲み物として注目され始めているのも事実です。日本でも数十年前からハーブティーのブームもあったようですが、それもある種新しい西洋の飲み物として珍しさによるブームだったように思います。実際喫茶店でコーヒー、紅茶ほど市民権を得ているとは、言いがたいですね。
まだまだ知らないことが多いのもハーブティーなのです。
私たちはこの古くて新しいこの飲み物をより美味しく、楽しめる「生活のパートナー」としてもっと普及させたい、もっとハーブティーの良さを伝えたいと思っています。

私たちの協会には様々な飲み物の専門家が集っています。彼らの持つ知識と経験を生かしつつ、新しいハーブティーのあり方も考えていきたいと思っています。もっとハーブティーに触れてもらいたい。もっとハーブティーを知ってもらいたいと思っています。このホームページでは協会の発起人たちがマイスター(職人)として、ハーブティマイスターのカリキュラムの一部をコラムという形でご紹介していきます。

きっと、新しいハーブティーを知ってみたいと思いますよ!

ハーブティーの定義

ハーブティーの歴史

ハーブティーのもつカラダへの働き

ハーブティーと嗜好性

ハーブティーのもつ効果

ハーブティーを演出する心