ハーブティーは淹れ方、使用するティーアクセサリ(ポットやカップ、ソーサーなど)も紅茶と類似している為に、おもてなしする際にどうしても「アフタヌーンティー」をイメージしたものになってしまいます。
日本茶のように、茶会には和装、そうでなくても白い靴下を着用することや、袱紗や懐紙など持参する物も決まっています。何よりお茶の飲み方からお菓子の食べ方まできちんとした「作法」があります。さらに裏千家、表千家などでもルールが違ってきます。
また紅茶は英国の歴史に深く根付いていますが、一番スタンダードに耳にする「アフタヌーンティー」などにしても、スコーンやサンドウィッチの食べる順序など日本茶ほどではありませんが、ちょっとしたルールが存在します。
このようにティータイムあるいは茶会を主催してもてなす側にも様々な準備はそういったルールを考慮してテーブルセッティングしていくことになるわけです。
そして、紅茶の淹れ方にも沢山の紅茶協会が示すように美味しくいただくための細かいルールが存在しています。
反面、ハーブティーには基本的にジャンピングを考慮するなどの淹れ方やもてなす際の細かいルールは存在していません。そもそもヒポクラテスの時代から薬用(薬草)として飲まれていたハーブはその薬効を十分に抽出するために最低限の蒸らし時間を必要としますがそれ以外は殆ど拘らない自由な飲み方で大丈夫です。
(但し、薬効を期待して飲用する場合、抽出する成分によっては温度や時間が重要になるものもあります。)
ゲストをおもてなしする際に、皆さんは当日のゲストのお顔や茶会の様子を思い描きながら必要なものをリストアップし楽しみながら揃えていくことでしょう。
先ほども記した通り英国式などのお茶会には最小限のルールは存在しますがやはり楽しむことが大事と締めくくるところが多いですね。
ハーブティーでティータイムを過ごす場合には特にルールはありませんが、それでもゲストを気持ちよくもてなす為の最低限のルールは存在します。
その基本は相手の立場に立ってどういう内容にしたら喜んでもらえるかを考えていくことになります。何より準備の段階から相手をもてなす事を自分自身も楽しむことが大事ですね。
ハーブティーを片手に美味しいお料理やスイーツをテーブルに並べてゲストと囲む。
素敵なお香りと笑顔が浮かんできませんか?
ぜひ、そんなティーパーティをハーブが大好きで笑顔溢れる皆様方と企画していつかご一緒したいですね。
文責 いわはし