エルダーフラワー Elder flower
学名:Sambucus nigra
和名・別名:ニワトコ
科名:レンブクソウ科
使用部位:花部
原産地:ヨーロッパ、西アジア、北アメリカ
<どんなハーブ?>
エルダーは欧州では身近な植物で家 の守り木的な存在でもある、なじみ 深い木です。「インフルエンザの特効薬」「田舎の薬棚」としても知られるほど人々の生活と密接な関係が あり、多くの伝説があります。エルダーフラワーコーディアルは花を砂糖とともに煮つめた花汁シロップで ヨーロッパの伝統的な自然飲料です。
<香りの特徴>
香気性成分が多く含まれており、匂いの成分としてリナロールが主流です。ドライハーブはマスカットの様な香りとともに少し酸っぱい花の香り がします。ティーは花香とマスカットの様な爽やかでフルーティーな香りです。
<味の特徴>
フルーティーな風味が特徴です。乾燥花特有の干した様なぼやけた風味があります。成分のルチンが高温で変化し、苦味が強くなりますから、苦手な方は温度が下がったお湯で淹れたティーの方が飲みやすいです。粘液質があるため、少しとろりとしたテクスチャー(食感)があります。
<水色>
ドライ:黄土色。
水色:橙黄。透明。黄色系の色はフラボノイドの色です。
<飲み方ワンポイント>
マスカットの様な甘い香りがして、マイルドな甘味がありますから非常に飲みやすいハーブティーです。爽やかな美味しさで、シングルでも充分美味しくいただけますが、高温で抽出すると若干苦味が出るので、ひと冷まししたお湯で抽出すると苦味を抑えられます。